現地作業ゼロを実現!海外工場の配線工数を70%削減した配線ユニット化の成功事例

2025.08.04

事例概要

■ 背景・課題
お客様は海外工場に新規設備を導入するにあたり、制御盤用ケーブル、機器間ケーブル、盤間接続ケーブルなどを日本から輸出し、現地作業員が加工・配線施工を行う形を採っていました。
しかし以下のような課題が浮き彫りになっていました

•言語の壁による意思疎通の困難
•現場での加工・配線施工ミスの頻発
•不具合対応・再施工による納期の遅れ・コスト増加

こうした背景を踏まえ、お客様より「現地作業員の作業負荷を極力軽減し、日本国内で可能な限りの工程を完了させた状態で納入したい」とのご要望をいただきました。

■ お客様の要望
•配線済みの制御盤、機器、および盤間ケーブルユニットを一括出荷
•現地ではコネクタの接続のみで施工が完了する構成
•誤配線や作業ミスのリスクを回避するシステム構築

提案/対応

■ 当社の対応内容
当社では以下のようなプロジェクト体制・技術対応を実施:
•制御盤メーカー様・機器メーカー様との協業体制の構築
•使用ケーブル、コネクタの仕様選定(NFPA準拠)
•日本国内でのケーブル加工(切断、圧着、マークチューブ処理等)
•導通確認テストや端末処理検査を含めた品質保証プロセスの実施
•完成品ユニットを各サプライヤーへ適切に納品・出荷手配

結果

■ 成果と導入効果
✔ 加工・施工ミスゼロを達成(現地作業は工具不要の接続のみ)
✔ 現地配線工数を70%以上削減
✔ 施工期間:従来2週間 → 実績3日へ短縮(約80%削減)
✔ トラブル・クレームゼロでの立ち上げ達成

お客様より「これまでにない効率化と安定した品質」と高評価をいただきました。

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