一般用ケーブルでは防げない!製造現場の通信トラブルを産業用ケーブルで解決
2025.08.04

事例概要
お客様工場内において、通信エラーが頻発するようになったと相談。原因調査と改善提案を行った。
■一般用途と産業用イーサーネットケーブルの大まかな違いについて
一般的なイーサーネットケーブルは、事務所等の整った環境での使用を想定しています。そのため比較的安価ではありますが、悪環境を想定していないために工場内での使用では適さない場面も発生してきます。
それに対し、産業用は様々な悪環境を考慮し設計されています。例えば油のかかる環境での使用を想定した耐油性、高温環境での耐熱性、火災発生時の延焼を防ぐ難燃性、ロボットアーム等で使用する場合は耐屈曲性、耐ノイズ性、防水防塵性……など。要求事項によってケーブルの材料や構成から異なる場合もあります。
■一般用途と産業用イーサーネットケーブルの大まかな違いについて
一般的なイーサーネットケーブルは、事務所等の整った環境での使用を想定しています。そのため比較的安価ではありますが、悪環境を想定していないために工場内での使用では適さない場面も発生してきます。
それに対し、産業用は様々な悪環境を考慮し設計されています。例えば油のかかる環境での使用を想定した耐油性、高温環境での耐熱性、火災発生時の延焼を防ぐ難燃性、ロボットアーム等で使用する場合は耐屈曲性、耐ノイズ性、防水防塵性……など。要求事項によってケーブルの材料や構成から異なる場合もあります。
提案/対応
お客様工場内において、通信エラーが頻発するようになったと相談がありました。詳細を確認していくと、発生箇所は工場内の一部のエリアで発生していることがわかりました。そこからさらに絞っていくと、ある製造装置の側面を這わす形で配線されている箇所がエラーの発生原因箇所というところまで特定できました。実際に配線されている該当部分を確認していくと、製造装置から飛散した油等が表面に付着している著しく変形したイーサーネットケーブルを発見いたしました。ケーブルの内部構造も大きく乱れており、この状況が原因で信号が減衰し、ノイズ除去機能もうまく働かなくなりエラーが発生したと考えられます。該当箇所のケーブルは一般的なイーサーネットケーブルを使用しているとのことでした。ケーブルの状態から、該当ケーブルに耐油性がなく油がケーブルに浸透し、それによって劣化し変形したと考えられます。
結果
当社のUNI-FLEX-IE5e TypeSを提案いたしました。本ケーブルは産業用イーサーネットケーブルであり、耐熱、耐油性があるため、置き換え後は通信エラー等の問題なく使用いただいております。